音楽療法とベビーサイン

こんにちは!音楽療法士、ベビーサイン講師の金本夏希です!

ベビーサイン講師になるにあたって、たくさんのサインを覚えたあと、音楽療法の現場でこんなことがありました。

音楽療法の中で、声を出す活動として、「大きくア」という活動を行っていました。

この曲が載っている楽譜はコチラ↓

そのグループには、場面緘黙という症状をもつAちゃんが入るときがあったので、Aちゃんがいるときは、

『声を出す活動がプレッシャーになってはいけない!』と考え、

「大きくア」はやらないという判断をしていました。

しかし、ある時から、Bちゃんがこの活動をすごく気に入った様子で、Bちゃんの課題とする部分へのアプローチに、この活動はいいなと思っていたので、

Bちゃんのために!と思い、Aちゃんがいるけど、「大きくア」をやってみようと決意しました。

うたに合わせて、「ア」と声を出すのが基本の活動でしたが、「ア」だけではつまらないので、動物の鳴き声を声に出す活動でした。

活動しながらふと思いました…

『こないだ勉強したベビーサインの動物のサイン、取り入れてみよう!』と。

あえて、手話やベビーサインということは伝えず、鳴き声を声にだしながら、ジェスチャーゲームのようなイメージで、手を動かしてみました。

すると…

それまで、小さく「ア」や「イ」の口の形を作ることはしていても、もの静かな印象だったAちゃんが…

だれよりも大きく身体を動かして動物のサインをし、これまで私が見たことなかった笑顔で活動していました!!

そしてそして…なんと!!!

ライオンのサインをしながら、「がおっ」と声を聞かせてくれたのです!!!!

場を回しながら

「うぉー!!!!声でたー!!」とテンション上がりまくりでしたが、

場面緘黙の症状がある場合、声に対して過剰反応するものではないので、何事もなかったかのように装いながら、活動をすすめていきました。笑

ただ、ホントにホントに、とっても表情豊かに動きも大きく動物を表現していたので、それに対しては、とってもよかったことを本人に伝えました♥

もちろん、その後すぐにしゃべれるようになるわけではなく、この回以後も大きくアの活動に限って、声が出たり出なかったりといった様子です。

しかし、「いつも後ろの方でひっそりと参加している」といった様子であったのが、他の活動でも、

笑顔の様子がみられることが増え、

指示通りにきちんとやるだけではなく、ちょっとふざけてみたり、

大きく身体を動かして活動したり

以前に比べて「活発に参加する」といった様子がみられるようになりました。

赤ちゃんでも繰り返し見せることで使えるようになるベビーサイン。

小学生なら一回で覚えられる動きばかりです。

そんな、ベビーサインと、音楽の楽しさ、グループ活動の楽しさがいろいろ合わさって、思わず声が出てきたのかなぁと思いました。

コミュニケーションツールは話し言葉だけじゃない!!!

手話だって、ジェスチャーだって、ベビーサインだって、立派なコミュニケーションツールです。

そんなことを改めて感じさせてくれた、音楽療法のある日のセッションでした。

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