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袋井浜松の音楽療法士&ベビーサイン講師
かねもとなつきです。
おひなさまを処分してきました。
私のおひなさまは、木目込み人形で、祖母が作ってくれたもの。
平成元年生まれだから、平成記念の平成雛。
祖母は私が中学生のときに亡くなってしまったけど、作ってくれたときの様子や思いを知っている私の母には強い思い入れがあるものです。
そんなおひなさまですが、母は数年前か要介護になり、毎年出すのはなかなかの負担。
そして作ってもらった娘の私はというと、私も持病があるためしまい込まれたところからあれこれ出して並べていくというのは、負担と感じてしまうのが正直なところ。
ですが、母にとっては思い入れがあるもの。
「おひなさまどうするの??」
「今度女のコが産まれたら飾る??」
など、実家に帰るたびに聞かれていました。
そのたびに
「飾るところない!しまうところない!」
と言って実家に置いたままにしていたのです。
しかし、父が最近いろいろなものを片付けだし、ついにおひなさまも捨てるかどうするか、という話になってきました。
そう言われると、なんだかモヤモヤしてくるもの…。
そんなとき、ふと思い出しました。
あそこなら引き取ってくれるかも!!!
思いついたのは、袋井市内に住んでいる私にとってはご近所の可睡斎。
毎年、1月から3月にかけてものすごい数の雛人形を外も中も敷地内中に並べて飾るのが恒例行事になっているお寺です。
ちょうど寒い時期で公園遊びもなかなかしずらい時期と重なっているので、なんだかんだ息子が産まれてから毎年その様子を見に行っていました。
そこにわざわざ「木目込み人形」とコーナーができていて飾ってあるのも見たことがあったのを思い出したのです。
そして、実家に「おひなさま、私の判断でどうにかする」と宣言し実家から持ってくることにしました。
持ってきてみてから、可睡斎での人形引き取りについて調べてみると…
「人形供養」
というのを行っていて、供養したあと、状態などによりひな祭りで飾るものもあれば、飾らない場合もあるとのこと。
さらに、供養のためサイズや数によって異なる費用がかかること
がわかりました。
この「費用」が想定外で…
少し人形を家に放置したまま数週間経ちました…。
処分するのにお金かかるのか…
出そうと思えば燃えるゴミにも出せる…
う〜ん………と。
そして どちらにしろ箱から出すし、最後に記念に人形の顔を見ておこう!
と決意しておひなさまとおだいりさまを取り出しました。
この記事の最初に平成雛と書きましたが、それを知ったのはこの出したときでした。
お顔をみて、しっかりいい形で処分、もしくはあわよくば近所の可睡斎で飾ってもらって観に行くカタチにしたい。と
思うことができました。
事前に予約をして、いざ当日。
あれこれ細々と箱があって運ぶのはそこそこ大変でしたが、かなり上の方までクルマを入れることができて助かりました。
そしてもろもろの手続きを済ませて、予約時間まで少し待機。
思いがけずお茶菓子まで用意していただきました。
いざ、ご祈祷。
祈祷がどんなものか全く想像もしていなかったのですが、(その日によるらしいですが)10人以上の僧侶の方で一斉にお経や太鼓や鐘がなり、大迫力😳😳
一人でいったので、私一人のためにこんなにいいのだろうか?!というくらい、しっかり祈って頂きました。
待ち時間やお経の間に
・おばあちゃんがつくってくれたんだよなぁ。
・私もお母さんも飾ってあげられなくてごめん
・うちは今生活している人間で必要なものと、また赤ちゃんが来てくれたらまた使いたい一人目のお下がりで、もう物はいっぱいだからしまっておく余裕はない
・なんとなく雛人形が好きそうな息子くんだけど、これだけご近所なら飾ってもらえたら毎年みにくることができる。
・なかなか片付かない実家を一つ片付けることができた
と、気持ちの整理をつけることができました。
郵送でも受け付けているそうなので、もし気になる方は問い合わせてみてください。
でも、しっかりとしたご祈祷、ぜひ現地でお聞きすることをオススメします。
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